黒く笑え

文芸評論家川本直のBlog

フィルムアート社のウェブマガジン「かみのたね」で連載『日記百景』を開始しました

フィルムアート社のウェブマガジン「かみのたね」で連載『日記百景』を開始しました。日記をひたすら読んでいく連載です。第1回は「リチャード・ブローティガンと東京の女たち」。リチャード・ブローティガンの『ブローティガン 東京日記』(平凡社ライブラリー)を取り上げました。連載では今まで書評の遡上にあまり上がらなかったニッチでコアな日記ばかりを取り上げていこうと思いますので、どうぞお楽しみに。

www.kaminotane.com

11月5日高崎経済大学でトークイベントに参加します

11月5日、高崎経済大学トークイベント"新しい恋愛の話をしよう"に参加します。

高崎経済大学の准教授である土谷岳史さんと國分功一郎さんと私によるトークイベントです。

会場は731教室。時間は14:00~16:00。入場料は200円です。

皆様、是非いらして下さい。

 

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7月7日発売の『文藝』2017年秋季号に「愛の文学がふたたび始まる」を寄稿しました

7月7日発売の『文藝』2017年秋季号の「【特集】186人による「現代文学地図2000→2020」に「愛の文学がふたたび始まる」といういささかストレートな短文を寄稿しました。論じたのは小説家の仙田学氏、そして文藝批評家の浜崎洋介氏です。小説家を取り上げて欲しいと言われていたのですが、浜崎氏は今の書き手として外せないと思ったので、編集長に直談判し、入れさせて戴きました。ニューアカデミズムに端を発した日本におけるポストモダン文学が終焉しつつある今、「実存」に立ち返った二人の書き手を推しました。バブル時代に勃興したポストモダン文学は最早この未曾有の不況の時代に有効性を持たない。「愛の文学がふたたび始まる」は斜に構えてお遊戯をやっていればよかった時代は終わり、真摯に文学に向かい合わねばならない時が来たいう意味を込めたマニフェストでもあります。

www.kawade.co.jp

 

2月7日発売の『文學界』3月号に「吉田健一邸を訪ねて」を寄稿しました

 『文學界』3月号に批評とルポルタージュの融合のような吉田健一邸訪問記「吉田健一邸を訪ねて」を寄稿しています。『文學界』に寄稿したいと初めて思ったのは16歳の頃。21年の時を越えてようやく宿願を果たしました。今、万感の想いを込めて「吉田健一邸を訪ねて」を放ちます。拙稿はルポルータジュであるだけではなく、私の批評に対するアティチュードを示したものでもあります。ご高覧戴けると幸いです。なお、吉田健一邸の撮影は同道戴いた樫原辰郎さんです。偶然が重なり、『新潮』3月号と『文學界』3月号、同時掲載を果たしました。

 

文學界2017年3月号

文學界2017年3月号

 

 

2月7日発売の『新潮』3月号に評論「アメリカという名の悪夢――ナサニエル・ウエスト論」を寄稿しています

 2月7日発売の『新潮』3月号に評論「アメリカという名の悪夢――ナサニエル・ウエスト論」を寄稿しています。この拙論は既に去年の1月あたりに完成しており、その後、柴田元幸新訳ナサニエル・ウエスト『イナゴの日/クール・ミリオン』(新潮文庫)が2017年2月1日に発売される、という一報が入り、掲載が決定しました。実際、拙稿にも「2月1日発売」と書いていました。ところが、柴田元幸新訳はほぼ発売日当日に5月1日発売に延期され、その時には既に校了していたため、訂正が間に合いませんでした。申し訳ありません。なお、上記の事実からもわかりますが、新訳『イナゴの日/クール・ミリオン』は一切参照できませんでした。

 ナサニエル・ウエストは1930年代のアメリカで活動した作家です。長編小説は『バルソー・スネルの夢の生活』、『孤独な娘』、『クール・ミリオン』、『イナゴの日』しか残していませんが、どれも規格外の作品です。特に『孤独な娘』、『クール・ミリオン』、『イナゴの日』は間違いなく、傑作です。

 ウエストは1930年代の大恐慌の時代に活動したため、陰鬱でブラック・ユーモア漂うシュールな作風で「アメリカという名の悪夢」を描き続きました。ウエストの小説世界は現代の日本と驚くほど共通点があります。ウエストこそ現代の日本で最も読まれるべき作家だと言えるでしょう。拙稿が5月1日に発売される柴田元幸新訳ナサニエル・ウエスト『イナゴの日/クール・ミリオン』の露払いとなり、ひとりでも多くの日本人読者にウエストの小説が届いてくれることを心から祈っています。

 

 

新潮 2017年 03 月号 [雑誌]

新潮 2017年 03 月号 [雑誌]

 

 

『吉田健一ふたたび』について重要なお知らせ

【重要なお知らせ】

2月3日から10月6日まで全9回を予定しておりました『吉田健一ふたたび』講演は、諸般の事情により一旦キャンセル、延期させていただくこととなりました。
ご予定いただいていた皆様には誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。

登壇者による評論集の年内刊行を予定しており、現在、研究会などの準備を進めております。また、今年7月には東京大学駒場キャンパスにて関連イベントを予定しております。

今後、メンバーによる打ち合わせや研究会など準備の様子やイベントの開催情報を随時、お知らせいたします。 今後ともよろしくお願いいたします。

吉田健一没後四十年『吉田健一ふたたび』第一回「吉田健一の生涯」

没後四十年、批評家・吉田健一を新たな視点から新進気鋭の文学者たちが語るトークイベントを2017年1月6日(金)から全10回にわたって開催いたします。吉田健一のご遺族の公認を得た公式イベントです。吉田健一を知らない方も入門編として楽しめます。

 

第一回登壇者は川本直(文芸評論家)、樫原辰郎(映画監督・脚本家・著述家)

 

テーマは「吉田健一の生涯」

 

樫原辰郎撮影の、吉田健一生前のまま保存された吉田健一邸の映写とともに、吉田健一の生涯を辿ります。

 

日時:2017年1月6日(金)18:00~20:00

入場料:一般 予約:1200円(1drink付) 当日:1400円(1drink付)
学生 予約800円(1drink付) 当日:1000円(1drink付)

 

会場:サロンド冨山房 FOLIO 〒101-0051 東京都千代田区 神田神保町1ー3 冨山房ビルB1


ご予約はサロンド冨山房FOLIO
Tel:03-3291-5153
Email:folio@fuzambo-intl.com
まで。
当日券もございます。

 

登壇者プロフィール

 

川本直:文芸評論家。2011年、『新潮』でデビュー。著書にノンフィクション『「男の娘」たち』(河出書房新社、2014)。最新作は「楽園からの逃亡――イーヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』をめぐって」(『新潮』2016年12月号)。

 

樫原辰郎:映画監督・脚本家・著述家。数々の映画作品の監督・脚本を手がけ、最近は文芸評論家としても脚光を浴びている。単著に『海洋堂創世記』(白水社、2014)、谷崎潤一郎の『痴人の愛』を斬新な視点から論じた『『痴人の愛』を歩く』(白水社、2016)。共著に『iPhoneで誰でも映画ができる本』(キネマ旬報社、2011)がある。

 

吉田健一ふたたび』第一回以降のスケジュール

すべての回の司会は川本直・樫原辰郎

第二回:吉田健一の初期随筆(23日(金)19:0021:00

 

ゲスト:宮崎智之(フリーライター

 

第三回:吉田健一の後期随筆(33日(金)18:002000

 

ゲスト:野村崇明(批評再生塾第一期生)

 

第四回:吉田健一の日本文学批評(47日(金)18002000

 

ゲスト:渡邊利道(批評家・小説家)

 

第五回:吉田健一の英国文学批評(526日(金))

 

ゲスト:武田将明(批評家・東京大学准教授)

 

会場:東大駒場キャンパス。詳しくは冨山房FOLIOまでお問い合わせを。
時間帯:未定

入場料:無料

 

第六回:吉田健一の後期批評(201762日(金)19002100

 

ゲスト:渡邉大輔(批評家・映画史研究者・跡見学園女子大学助教

 

第七回:吉田健一の長編小説(77日(金)19002100

 

ゲスト: 岸川真(小説家)

 

第八回:吉田健一の短編小説(84日(金)19002100

 

ゲスト:仙田学(小説家)

 

第九回:吉田健一の翻訳(91日(金)18302030

 

ゲスト:横山學(歴史学者)・和爾桃子(翻訳家)

 

第十回:吉田健一とは何者だったのか?(106日(金)(18002000

 

ゲスト:交渉中

 

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