黒く笑え

文芸評論家川本直のBlog

連載『日記百景』第8回 日本近代文学のもうひとつの可能性  太田静子『斜陽日記』

連載『日記百景』更新されました。今回は太宰治の『斜陽』の原型となった太田静子の『斜陽日記』を取り上げました。「日本近代文学のもうひとつの可能性」というタイトルですが、従来の男性中心の日本近代文学観への批判です。 今回の原稿の、特に結部を書く…

千木良悠子『戯曲 小鳥女房』書評「革命のその先へ」と近況

フィルムアート社のウェブマガジン「かみのたね」に千木良悠子『戯曲 小鳥女房』(ポット出版プラス、二〇一八)の書評「革命のその先へ」を書きました。男女平等を主題に女性による男性へのテロを描いた本作を書評するにあたって、1968年についての書籍やウ…

連載『日記百景』第7回 作家としてのアンディ・ウォーホル  パット・ハケット編『ウォーホル日記』

長らく休載していた『日記百景』ですが、再開することが出来ました。第7回はアンディ・ウォーホル著・パット・ハケット編『ウォーホル日記』(文藝春秋)を取り上げています。 ウォーホルは絵画、映画ばかりではなく作家としても優れた作品を残していると、…

浅原ナオトさんのデビュー小説『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の書評を執筆しました

ダ・ヴィンチニュースにて浅原ナオトさんのデビュー小説『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』(KADOKAWA)の書評を担当させて戴きました。拙レビューをご覧になって興味を持たれた方は是非『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』をお読みに…

連載『日記百景』第6回 愛し愛されて生きられない  永田カビ『一人交換日記』

『日記百景』連載第6回は永田カビさんの『一人交換日記』でした。永田カビさんと私の人生は重なることが多く、はからずも愛と共感をぶちまけるようなこっ恥ずかしい文章になってしまいましたが、是非ご高覧下さい。 現在、『日記百景』は休載していますが、…

連載『日記百景』 第5回 夢想が現実になる時 澁澤龍彥『滞欧日記』

多忙につき、Blogでの告知が大変遅れてしまって申し訳ありません。フィルムアート社「かみのたね」での連載第5回は澁澤龍彥の『滞欧日記』でした。昨年没後30年を迎え、『文豪ストレイドッグス』にも登場して注目されている澁澤を『滞欧日記』を手がかりに、…

連載『日記百景』第4回「真っ当ということ 柴崎友香『よう知らんけど日記』」

フィルムアート社での連載第4回更新されました。柴崎友香さんの『よう知らんけど日記』(京阪神Lマガジン)について書いています。色々評論を書いてきましたが、日本の現代作家についてまとまった文章を書くのは初めてになります。なお、柴崎友香さんの『よ…

フィルムアート社の連載『日記百景』第3回「ダメ男たちのミューズ、アナイス・ニン」

フィルムアート社での連載『日記百景』第3回更新されました。今回はヘンリー・ミラー、アントナン・アルトー、エドマンド・ウィルソン、ゴア・ヴィダルの恋人だったアナイス・ニンの『アナイス・ニンの日記』(水声社)です。私は生前のアナイス・ニンと面識…

異才、千木良悠子の『小鳥女房』に寄せて

告知遅れましたが、千木良悠子さんの新作劇『小鳥女房』の舞台稽古レポートを書いています。『小鳥女房』は2017年11月23日から26日まで渋谷円山町ユーロライブにて上演されます。あと2日しかないので、皆さん是非会場に足をお運び下さい。 www.kaminotane.com

フィルムアート社の連載『日記百景』第2回「トーマス・マンの秘密の情熱」

連載第2回は池内紀『闘う文豪とナチス・ドイツ トーマス・マンの亡命日記』(中公新書)を取り上げ、マンの同性愛に絞って読み解きました。是非ご高覧下さい。 www.kaminotane.com

フィルムアート社のウェブマガジン「かみのたね」で連載『日記百景』を開始しました

フィルムアート社のウェブマガジン「かみのたね」で連載『日記百景』を開始しました。日記をひたすら読んでいく連載です。第1回は「リチャード・ブローティガンと東京の女たち」。リチャード・ブローティガンの『ブローティガン 東京日記』(平凡社ライブラ…

11月5日高崎経済大学でトークイベントに参加します

11月5日、高崎経済大学でトークイベント"新しい恋愛の話をしよう"に参加します。 高崎経済大学の准教授である土谷岳史さんと國分功一郎さんと私によるトークイベントです。 会場は731教室。時間は14:00~16:00。入場料は200円です。 是非いらして下さい。

7月7日発売の『文藝』2017年秋季号に「愛の文学がふたたび始まる」を寄稿しました

7月7日発売の『文藝』2017年秋季号の「【特集】186人による「現代文学地図2000→2020」に「愛の文学がふたたび始まる」といういささかストレートな短文を寄稿しました。論じたのは小説家の仙田学氏、そして文藝批評家の浜崎洋介氏です。小説家を取り上げて欲…

2月7日発売の『文學界』3月号に「吉田健一邸を訪ねて」を寄稿しました

『文學界』3月号に批評とルポルタージュの融合のような吉田健一邸訪問記「吉田健一邸を訪ねて」を寄稿しています。『文學界』に寄稿したいと初めて思ったのは16歳の頃。21年の時を越えてようやく宿願を果たしました。今、万感の想いを込めて「吉田健一邸を訪…

2月7日発売の『新潮』3月号に評論「アメリカという名の悪夢――ナサニエル・ウエスト論」を寄稿しています

2月7日発売の『新潮』3月号に評論「アメリカという名の悪夢――ナサニエル・ウエスト論」を寄稿しています。この拙論は既に去年の1月あたりに完成しており、その後、柴田元幸新訳ナサニエル・ウエスト『イナゴの日/クール・ミリオン』(新潮文庫)が2017年2月1…

『新潮』12月号に「楽園からの逃亡――イーヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』をめぐって」を寄稿しました。

『新潮』12月号に「楽園からの逃亡――イーヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』をめぐって」を寄稿しました。 吉田健一訳の『ブライヅヘッドふたたび』に出会ったのは高校生の頃。それ以来この小説を何らかの形で論じられないか、ずっと考えてきましたが…

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