黒く笑え

文芸評論家川本直のBlog

7月7日発売の『文藝』2017年秋季号に「愛の文学がふたたび始まる」を寄稿しました

7月7日発売の『文藝』2017年秋季号の「【特集】186人による「現代文学地図2000→2020」に「愛の文学がふたたび始まる」といういささかストレートな短文を寄稿しました。論じたのは小説家の仙田学氏、そして文藝批評家の浜崎洋介氏です。小説家を取り上げて欲しいと言われていたのですが、浜崎氏は今の書き手として外せないと思ったので、編集長に直談判し、入れさせて戴きました。ニューアカデミズムに端を発した日本におけるポストモダン文学が終焉しつつある今、「実存」に立ち返った二人の書き手を推しました。バブル時代に勃興したポストモダン文学は最早この未曾有の不況の時代に有効性を持たない。「愛の文学がふたたび始まる」は斜に構えてお遊戯をやっていればよかった時代は終わり、真摯に文学に向かい合わねばならない時が来たいう意味を込めたマニフェストでもあります。

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